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未入金ゼロプロジェクト

兵庫県 ティエラコム (株式会社ティエラコム)

業績の良い校舎は未入金が少ない

学習塾の経営を圧迫する要素の一つが授業料の滞納問題です。当塾でも、中には授業料を払ってもらえないまま数ヶ月に渡って通塾している生徒もいました。生徒に督促するわけにもいかず、手をこまねいて先送りになっていました。調べてみると【滞納率の高い校舎は、生徒数の少ない校舎に集中している】ということがわかりました。つまり管理に手が回らずに未収金が増えていたのではなく、業績の悪い校舎では入金管理も甘かったということになります。この問題をどのように解決したのでしょうか。

滞納が発生するワケ

授業料滞納が発生していた一番の原因は「教室長の無関心」でした。【塾教師の仕事は目の前にいる生徒に勉強を教えること】と考えていて、教室の経営に責任を持つことや、保護者とのコミュニケーションが重要な業務だという認識がありませんでした。教室の経営や利益に意識が働いていなかったため、結果的に運営の品質が低下し、生徒も増えず未入金が増えるという悪循環に陥っていました。未収金を減らすためには、保護者へのアプローチを強化するのではなく、教室長の意識を変えることが大切だということが判明しました。

3ヶ月で未入金ゼロに

毎週、『未入金報告』というタイトルで経理担当者から教室長全員に向けて回覧板を発信し、各教室間で相互の見える化を実現しました。また、成功事例を共有。電話では不在がちの生徒宅に対してビットメールにて入金のご案内をしておくと良い。振替不能が複数回発生している生徒には振替日の2日前に事前連絡を入れておくと良い。などのノウハウが共有されました。ただ、ノウハウの共有よりも効果的だったことは教室長の意識改革です。全教室長に向けてメッセージを定期的に発することで、入金管理が教室経営にとって重要なことだという意識をもたせることに成功しました。結果、3ヶ月後には全校舎で未入金がゼロになりました。